朝晩めっきり寒さが身にしみる季節となりましたが、特に女性の場合には手足の冷え性が辛いこととお見舞い申し上げます。私事ですが、現在、我が妹が子宮頭部癌と格闘中であり、幼い子供達のこと、経済的負担、抗ガン剤の副作用など、頭では解っていたその激しさは筆舌に尽くしがたい事実ですが、彼女が一番苦しんでいるのは、石が対応してくれないリンパ浮腫です。だるやめ、だる痛みで眠れない・・・同じ姿勢でいられない、左足、特に太ももの内側は巨大に腫れあがり、冷え性と同時に動かすことすら思うように出来ず、十分に歩くことなども立って家事を行うことも出来ません。
医師には何度も訴えたのに相手にしてもらえなかったと、彼女に泣かれたことは、私の人生の中で最もショックな出来事でした。 それは入院中の彼女にマッサージを行う許可が得られなかったことに加えて、心臓や呼吸器などのように、病後、オペ後のリハビリが、婦人科疾患や癌では全く考慮されていないことです。
未だ命を助ける事に集中して、QOLの確保まで医師の思考力が及ばないようで、大規模病院であれば、理学療法士やマッサージ師により、リンパ浮腫への対応が出来るはずですが、現段階までにあまりトライされていません。などと愚痴ってヤケ喰いをしていると、メタボリックシンドロームとなってしまいそう(ドキッ!)
さて、説明が遅れましたがご存知の通り、癌の手術では転移を防ぐ為に多くの場合に関連するリンパ節を切除しますので、抹消からのリンパの流れが切断され、それにより下流領域で循環が悪化し、戻れない血液が貯蓄されていきリンパ浮腫となります。
抹消への循環の「ゆき」は動脈1本ですが、「かえり」はポンプである心臓から遠くはなれ圧力が低いために、逆流防止弁のある静脈とフィルター役のリンパ節を持つリンパの2本立てとなっていますが、それでも重力には逆らえず筋肉のポンプ作用が必要です。
ただでさえ筋力の弱い女性の場合には、運動不足や肥満のために「むくみ」に悩まされ、セルライトが著領しやすいのに、さらに、リンパ節が切除されるわけで、その苦痛は言葉では言い尽くせないほどです。
対処法は勿論、リンパマッサージを中心に筋力アップとメンタルアプローチなどにより改善に向かいます。
- 乳癌のリンパマッサージ
腕の内側を中心に全体を手先から肩脇に向かって根気よく優しくマッサージします。
- 子宮から腹部臓器の手術後のリンパマッサージ
足の内側を中心に爪先からマッサージします。 特に太もも内側を重点に・・・さらに腹部から胸部、鎖骨骨下にリンパを流し込みます。
- 積極的に暖めながら循環促進剤などを用いて滑らかに心臓に押し流すようにマッサージします。
- 寝るときや休憩の時にはできるだけ、むくみのある手足を心臓より高く上げること。下にしないこと、絶対に冷やさないことで、むくみの改善予防効果が得られます。
- ポンプ作用や筋力アップのために、屈伸などの手足の運動体操をこまめに行いましょう。
- 「鬱」に陥りやすいことを理解したうえで、心療内科やカウンセリング、家族に甘える、ストレス解消に取り組むことも有効であり、特に恋愛や夫、恋人の愛情あるサポートが大切です。
- とにかく、一歩でも改善方向に向かうようにご相談に応じます。お電話下さい。
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土日、深夜でもOK!、運動法、マッサージ法、ストレス対策など何でもご指導、ご相談に応じます。お気軽にどうぞ!私どもでは皆さんのニーズにお応えするべく、手抜きはせずに、丁寧に「手揉み」にこだわって、二十数年のプロフェッショナルとしての腕とプライドで、間違いなくご満足いただけますようにご奉仕申し上げます。
※服装につきましては、軽いもので結構ですが、当方ではショートパンツやジャージなどをご用意いたしております。
(2006・11・24更新)
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